コンテンツ:痔の知識:痔の基礎講座:痔瘻(じろう)

痔瘻(じろう)

1.痔瘻の原因と症状


*肛門小窩…歯状線の奥にある小さなくぼみ。

痔瘻系統は、肛門周囲膿瘍と、痔瘻とに分かれます。この2つは別々の病気ではなく、肛門周囲膿瘍が進行して慢性期になったものを痔瘻といいます。肛門周囲膿瘍は歯状線の奥にある肛門小窩に大便中の細菌(主に大腸菌)が侵入し、炎症を引き起こしながら肛門周囲に拡がり、化膿性の炎症を発生させます。症状は、肛門の周りが腫れて激痛が続き38〜39度の発熱を伴う場合があります。肛門周囲膿瘍が進み、溜まったうみが出ると症状は楽になりますが、うみが出た後に肛門に向かって管が残り痔瘻となります。症状としては、常にうみの混じった分泌液が出たり、肛門の周りに、湿疹や皮膚炎などができ、かゆみや不快感を感じるようになります。