嵌頓(かんとん)痔核と
血栓性外痔核
嵌頓(かんとん)痔核
内痔核は、通常激しい痛みを感じないといわれていますが、なかには激しい痛みを伴う内痔核もあります。それが嵌頓(かんとん)痔核です。内痔核が進行すると、歯状線を越えて肛門外に脱出するようになりますが、嵌頓(かんとん)痔核は、脱出した痔核が戻らなくなり、血栓ができたもので、大きく腫れあがり、激しい痛みを伴います。
嵌頓(かんとん)痔核の場合は、ただちに手術というわけでないのですが、緊急処置が必要なので、急いで病院を受診する必要があります。
血栓性外痔核
血栓性外痔核は、ある日突然、肛門の周囲に血栓(血のかたまり)ができて激しい痛みを伴います。すぐに手術を受ける必要はほとんどありませんが、痛みが強い場合や症状が長引く場合は病院を受診する必要があります。