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痔かもしれないとお悩みのあなたへ 痔って一体どんなもの!? 痔かもしれないとお悩みのあなたへ 痔って一体どんなもの!?

痔ってどんな病気?

「痔」とは「肛門の病気の総称」で、「いぼ痔(痔核)」「きれ痔(裂肛)」「痔ろう」の3種類が三大疾患として知られます。
その中でも特に「いぼ痔(痔核)」と「きれ痔(裂肛)」の2種類は多く見られ、一般的な痔の薬の治療対象となります。「いぼ痔(痔核)」は、患部の位置によって「内痔核」(肛門内側のいぼ痔)と「外痔核」(肛門外側のいぼ痔)に分けられます。

三大疾患

痛いだけが、痔ではない

どうして「痔」になるの?

痔を知るために、まずはおしりの仕組みを理解しておきましょう。

意外と複雑なおしりの仕組み

肛門は2つの異なる組織が
接合したもの

実は初期の胎児の肛門には穴は開いていません。子宮内で成長するにつれて、口のほうから下がってきた腸と、おしりからくぼんできた皮膚がつながって、一本の通り道になり肛門ができます。このつながった境界線は、「歯状線(しじょうせん)」と呼ばれ、歯状線より上は粘膜部分、下は皮膚部分となっています。
また、肛門内側と出口付近には静脈叢(じょうみゃくそう)と呼ばれる毛細血管が集まった部分があります。歯状線より上の直腸粘膜の静脈叢周辺には知覚神経(痛みを感じる神経)は通っていませんが、歯状線より下側の皮膚部分の静脈叢には、知覚神経が通っています。
このように肛門は、血管や神経などの構造のほか、伸縮性などが異なる2つの組織が同居したデリケートな構造になっています。

「おしりの穴」と「肛門」は同じ!?

痔になる主な原因は?

痔になる主な原因としては、「便秘」や「下痢」、「排便時のいきみ」「座りっぱなし」などがあります。たとえば、便秘などで便が硬くなると、排便の際、肛門に圧力がかかり、出口が切れてきれ痔になったり、肛門の静脈叢と呼ばれる血管の集まった部分がうっ血して、いぼ痔になったりします。

痔になる主な原因は?

「痔」ができるまで

痔は大きく分けて3種類

痔は大きく分けて3種類痔は大きく分けて3種類

痔には、主にいぼ状のはれができる「いぼ痔(痔核)」、肛門の皮膚が切れる「きれ痔(裂肛)」、肛門に膿のトンネルができる「痔ろう」の3種類があります。
このうち、いぼ痔には、肛門内側にできる「内痔核(ないじかく)」と、肛門の外側にできる「外痔核(がいじかく)」とがあります。直腸粘膜側の組織には知覚神経が通っていないため、肛門内側にできるいぼ痔(内痔核)では痛みを感じないのですが、歯状線より下の皮膚部分には知覚神経が多く通っていますので、きれ痔(裂肛)や、肛門の外側にできるいぼ痔(外痔核)には痛みを感じます。このように痛みの有無で痔のおおよその位置がわかります。
また、歯状線にあるくぼみに細菌が侵入して感染し、化膿した膿がトンネルを作って貫通すると、 「痔ろう」になります。

「いぼ痔」「きれ痔」「痔ろう」
それぞれの違いは?

痔は大きく分けて3種類のイメージ図

どんな痔が多いの?

いぼ痔(痔核)、きれ痔(裂肛)、痔ろうのうち、男女共に最も多く見られるのは「いぼ痔」で、全体の約半数を占めます。男性は、「いぼ痔」に次いで「痔ろう」が多く、そのあと「きれ痔」が続きます。一方、女性は、二番目が「きれ痔」、「痔ろう」は三番目です。特に肛門内側のいぼ痔(内痔核)は、通常、痛みを感じないため気付かないことが多く、突然の出血におどろいたりします。

男性の痔の統計

女性の痔の統計

1960年~2004年 社会保険中央総合病院・大腸肛門病センター症例
※ 痔以外の病気を含みます。
出典:寺本龍生(編)(2007).肛門部疾患診療最前線 株式会社 診断と治療社

男と女の痔の違い!?こんな人が痔になりやすい 男と女の痔の違い!?こんな人が痔になりやすい

いぼ痔ってどこにできるの?

肛門の内側と外側にできます。肛門の外側に痛みやはれがあると、そちらに意識が行きがちですが、同時に、内側にもいぼ痔がある可能性がありますので、その場合は内側もしっかり対処しましょう。

いぼ痔ってどこにできるの?のイメージ図