参考情報
生薬のチカラ
生薬とは、植物の葉、茎、根などの天然に存在する薬効を有した産物を加工し薬用に使用できるものにしたもので、古来より生薬を組み合わせた漢方薬などに用いられてきました。生薬の持つ力はそれぞれ異なるため、どんな生薬を配合しているかは薬選びにも役立ちます。
炎症を鎮め、出血を緩和する「柴胡・甘草・升麻」
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サイコ 柴胡
鎮痛作用、消炎作用があり、腹部の緊張・圧痛などに応用される生薬です。
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カンゾウ 甘草
緩和作用、鎮痛作用があり、筋肉の緊張による痛みなどに応用される生薬です。
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ショウマ 升麻
消炎作用、止血作用があり、脱肛、化膿性の腫れものなどに応用される生薬です。
うっ血の原因となる血行不良を改善する「当帰・桃仁・紅花」
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トウキ トウニン コウカ 当帰・桃仁・紅花
血流の滞りより生じる諸症状を改善する作用があり、血行不良に伴う諸症状に応用される生薬です。
肛門に刺激を与える便の状態を整える「大黄・黄柏・蒼朮・陳皮」
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ダイオウ 大黄
しゃ下作用、消炎作用、抗菌作用、精神安定作用があり、便秘などに応用される生薬です。
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オウバク 黄柏
健胃作用、整腸作用、消炎性収れん作用があり、腹痛、下痢などに応用される生薬です。
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ソウジュツ 蒼朮
鎮痛作用、健胃作用があり、水分代謝不全による諸症状に応用される生薬です。
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チンピ 陳皮
健胃作用があり、食欲不振、吐き気などに応用される生薬です。
